鉄道ファンにとって毎日電車は同じではない
乗換BIG4インタビュー 三上編vol.4
駅すぱあとのヴァル研究所が誇る鉄道ファン、乗換BIG4こと三上、鈴木、廣戸、夏目のインタビューをお送りします。
PROFILE
乗換BIG4:三上(みかみ)
ヴァル研究所コンテンツ開発部所属。1つのジャンルにとどまらないがあえて言うなら「乗り鉄」。鉄道を含めた公共交通の知識の幅広さは、社内随一である。
——三上さんが、鉄道マニアとして誇れることって何ですか?
実は、かつて『時刻表検定』っていうのがありまして、全国で7位になったことがあります。これが証明書です(写真)。取得資格のひとつとして、会社の総務にも提出してあります。
時刻表検定試験 認定証
時刻表検定結果
——1級って書いてありますね。1級より上もあるんですか。
180点以上取れば博士という称号を得られるんですけれど。6点足りなかったんです。
——惜しい!
惜しかったですね。実はこの回を最後に、時刻表検定は終了すると告げられていたので、受験勉強も燃えましたね。時刻表を持ち込んで試験を受けるんですけれど、問題の数がかなり多いので、回答はタイムトライアル。簡単な問題から片付けて、面倒くさい問題は最初から捨てる。そういう試験対策を立てました。
——通勤で毎日同じ電車を利用する人にも、乗り鉄として楽しめることってありますか?
ありますよ。だいたい電車って、同じ路線だと同じ車両が走っていると思われてますけれど、たまに違うやつが走ってたりするんですよ。東京メトロ東西線だと、ちょっと古い車両に、車内モニター画面を無理矢理取り付けたような改造車両が走ることがあるんですよね。そういう車両は、モーター音も違うんです。だからその音が聞こえると、「ああ、今日はあっちのホームに古いのが来たんだな」と気づくんですよね。
——すいません。それ、一般の人にはすごく分かりにくいかもしれません。
……。そうですね。つい。
——でも三上さんは気づくわけですよね。気づいたとき、三上さんのテンションはどう変わるんですか?
「今日は当たりだな」って。
——占いで自分の星座が1位だったみたいな。
そんな感じです。「今日はいいことありそうだな」って。そういえば今度、JR総武線に、山手線の中古車が来るんですよ。山手線の車内モニター画面は絵が動きますから、普通の人にも「いつもの総武線と違う」と、すぐに分かると思いますよ。
——確かに。それなら分かりそうです。
通勤中に、そういった小さなラッキーに巡り会って、1日を元気に過ごせたら、幸せだと思いますね。
(おわり)
次回は、乗換BIG4鈴木のインタビューをお届けいたします。