【乗換BIG4】踏切の音を聞け!
乗換BIG4インタビュー 廣戸編vol.1
駅すぱあとのヴァル研究所が誇る鉄道ファン、乗換BIG4こと三上、鈴木、廣戸、夏目のインタビューをお送りします。
今回からは、乗換BIG4きっての乗り鉄・廣戸のインタビュー記事です。全4回にわたり、こゆーい鉄道話をお届けします。
インタビューを受ける人
乗換BIG4:廣戸(ひろと)
ヴァル研究所開発部所属。幼少期から鉄道好きで、その知識・熱量は「人間駅すぱあと」と呼ばれるほど。20代前半で全国のJR路線の90%を制覇した乗り鉄の中の乗り鉄。
——廣戸さんと鉄道とのなれそめは?
祖父母の田舎が島根県で、家の近くに踏切がありました。3歳の頃から、踏切の音が聞こえるたびに、電車が見たくて家から飛び出してましたね。
中学生になって、学園祭で鉄道研究会の模型をずっと眺めていたら先輩に目をつけられまして、そのまま鉄研に入りました。
ピアノも習っていたので、発車メロディを録音して集め、自分で弾いたりもしてました。
——発車メロディをご自身で作曲したことは?
あります。そんなに多くはないですけれど、それでも中学時代に10曲ぐらいは作りました。
もし当時、公募とかしてくれていたら、僕も応募しただろうと思います。
——そういえばタモリ倶楽部に、発車メロディの作曲家の方が出演されてたことがありましたね。
あ、塩塚博さんですね。最近知ったんですけれど、僕の中学の先輩なんです。
——よく知らないですけど、さすが名門校(笑)!
あとは子どもの頃から、架空の鉄道を走らせるのが好きでした。
——架空の鉄道?
最初は、プラレールで作った線路に架空の駅名をつけて遊ぶといったような、ままごとレベルだったんです。でも中学に入った頃からは、自分で時刻表を作れるソフトを使って、架空のダイヤを作るようになりました。
——いつのまにかプロっぽい話に(笑)。
例えば、大学生になって東急東横線を使うようになったのですが、東横線って、みなとみらい線の青い電車が走りますよね。僕はその青い電車が好きで、それに乗るために運用番号をチェックして、1日のスケジュールを調べて、おっかけみたいなこともやってたぐらいなんです。
だから架空の鉄道のほうでもそういう観点を取り入れて、「この列車は終点から車庫に入り、何時に折り返して…」みたいなことを考えながら、ダイヤを組んで遊んでたんです。
——なんか、廣戸さんって、現実のダイヤも作れそうじゃないですか?
えーと、作ったことはないですけれど、でも大学では都市工学を専攻していて、便利で効率的な鉄道の運行を研究していました。
そして実際、当時の僕の研究と同じようなダイヤが現実になった時は、結構感慨深いものでしたよ。
次回予告
乗換BIG4インタビュー 廣戸編 vol.2は、「都市工学としての鉄道研究」のお話です!
JR南武線に快速電車を通すならば、最適な停車駅はどこか……鉄ちゃんなみなさま、要チェックです!