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【JTB時刻表 VS 駅すぱあとコラム】Vol.1:最短と寄り道、技術と歴史、ビアンカとフローラ

【JTB時刻表 VS 駅すぱあとコラム】Vol.1:最短と寄り道、技術と歴史、ビアンカとフローラ

月刊誌「JTB時刻表」と乗換案内アプリ「駅すぱあと」のどちらの方が優れているのか?
Twitterを舞台にした、アナログ対デジタルの禁断の戦い「JTB時刻表 VS 駅すぱあと 真冬の決闘ツイートキャンペーン」
その途中経過を眺めながら、JTB時刻表を制作するJTBパブリッシング、駅すぱあとを運営するヴァル研究所、レールブック開発に協力した乗りつぶしオンラインの面々が鼎談を実施。その模様を、全4回に分けてお届けします。

Vol.1 最短と寄り道、技術と歴史、ビアンカとフローラ

※(時)=JTB時刻表側、(駅)=駅すぱあと側

大内編集長は、ダイヤ改正号入稿のまっただ中

司会:大内編集長は『3月のダイヤ改正号』という時刻表にとっていちばん忙しい号の入稿中ということで、途中で退出されてしまいますが、みなさんよろしくお願いします。

一同:よろしくお願いします。

(時)大内:すみません。今日(収録日:2月2日)から改正された時刻表の全ページをチェックしないといけないんです。今日は初日なので100ページ程度で大丈夫なんですけど。

司会:ちなみに現在、夜7時ですが、どれくらい終わっているのでしょうか?

(時)大内:今のところ50ページ終わっているので、残り半分ですね。

(駅)鈴木:全数字をチェックされるんですか?

(時)大内:さすがに私のところで全数字をチェックするのは無理なんですけど、だんだん見えてくるんですよ。「…この辺りが怪しいぞ」というものが(笑)。カンと経験ですね。

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Twitterの意見は、……実用の駅すぱあと妄想のJTB時刻表

司会:なるほど。ちなみに今回のテーマは紙とアプリの対決ですが、集まったツイートで気になるものはありましたか?

(時)大内:はい。ツイッターはもう毎日チェックしています。「リアルでさくさく調べて便利なのは駅すぱあとだけど、妄想したりして楽しむのはJTB時刻表」という意見が多いですね。個人的には「うちのもリアルに使ってくれよ!」と思うんですけど(笑)

(駅)鈴木:恐縮です(笑)

(時)大内:でも、そういう使い分けがあるんだなと興味深く読んでおります。「駅すぱあとは最短ルートを調べられる。JTB時刻表は寄り道を調べられる」っていうのも良かったですね。やはり駅すぱあとは便利なんだな、と。

(駅)鈴木:「駅すぱあとには技術が詰まっている、JTB時刻表には歴史が詰まっている」なんてのもありましたね。

(時)大内:あと『ドラゴンクエストV』の花嫁選びネタがあって、ビアンカとフローラに例えてるんですよ。JTB時刻表がビアンカで、駅すぱあとフローラだったんですけど、「上手いなー!」と思いました。ちなみに私はビアンカ派なんですけど。

鼎談中に取り上げられたツイート

(駅)鈴木:私もビアンカです。

司会:あ、私もそうです(笑)。

(時)大内:どっちを頼むのかは永遠の課題ですよね(笑)。ビアンカは幼なじみだけど、フローラはお金もあるし、強力な魔法が最後の方に使えるようになるんですよ。

(駅)鈴木:私は3回やって3回ともビアンカを選びました(笑)。

(時)大内:条件的にはフローラの方が良いんですけど、健気な性格とか、それまでいっしょに冒険してきた愛着があるのでビアンカを選んじゃうんですよね(笑)。JTB時刻表もそんな感じなんでしょうか?(笑)

次回予告

次回はキャンペーンのお話からすこーし逸れますが、時刻表編集現場の裏話をご紹介いたします! お楽しみに!

参加者

乗りつぶしオンライン:霜崎祐介

JTBパブリッシング(JTB時刻表):大内学、石川敏晴

ヴァル研究所(駅すぱあと):鈴木省吾、福井澪菜(司会)