【JTB時刻表 VS 駅すぱあとコラム】Vol.3:時刻表で想像。実際に乗って発見
月刊誌「JTB時刻表」と乗換案内アプリ「駅すぱあと」のどちらの方が優れているのか?
Twitterを舞台にした、アナログ対デジタルの禁断の戦い「JTB時刻表 VS 駅すぱあと 真冬の決闘ツイートキャンペーン」。
その途中経過を眺めながら、JTB時刻表を制作するJTBパブリッシング、駅すぱあとを運営するヴァル研究所、レールブック開発に協力した乗りつぶしオンラインの面々が鼎談を実施。その模様を、全4回に分けてお届けします。
前回Vol.2に引き続き、今回はVol.3をお送りします。みなさんは「指宿枕崎線」に乗ったこと、ありますか?
Vol.3 時刻表で想像。実際に乗って発見
※(時)=JTB時刻表側、(駅)=駅すぱあと側、(乗)=乗りつぶしオンライン
乗ったことがなくとも時刻表で会話できる男たち
(時)大内:ある年、指宿枕崎線にも突然平日と土曜休日で別のダイヤが導入されたんですよ。もう「お前もか!」と驚きました(笑)
(乗)霜崎:指宿枕崎線だと乗客の殆どが高校生みたいな部分もあるのでそうなるでしょうね。
一同:あー!
(乗)霜崎:そして休日は観光客だけ、みたいな感じですもんね。
(駅)鈴木:うん、そうですね。
司会:…「指宿枕崎線」ってみなさん当たり前かのようにお話されていますが、普通の方はまず知らないですよね。
一同:(笑)
(駅)鈴木:私は実際に乗ったことはないですね。
(時)大内:私もないですね。
司会:でもみなさん「ここは学生が多い」って分かるものなんですね。
(時)大内:はい(笑)。時刻表全体を見ると夏休み期間に運行数が少なくなってたりすると「これ絶対学生ばっかりの路線だな」と浮かび上がってくる部分はありますね。お互い乗ったことのない路線でも時刻表をもとに話ができたりもしますよ(笑)
乗ってみてわかる予想外のギャップ
(乗)霜崎:あとは時刻表で想像していたのと、実際に乗りに行ってみると全然違うというのもあって、そういう予想外のギャップを楽しめたりもしますね。「この向きは送り込みの列車だからガラガラだろう」と思ったら人がたくさん乗ってたり。
(時)大内:送り込みは時刻表の木次線のページとか見ているとそれがよく分かりますね。平日走らすために土曜や日曜の夜だけ走らせたり。
(乗)霜崎:そういう列車を見つける楽しみ方は、アプリじゃなく紙の時刻表じゃないとできないですね。
(時)大内:検索しても出てこないですもんね(笑)
(駅)鈴木:ギャップといえば、18きっぷシーズンでもない時期に五能線に乗っていたら、途中から観光客がどっと乗ってきてびっくりしましたね。観光客はリゾートしらかみに乗るものなんだと思っていたのに、案外普通列車にも乗ってくるものなんだなと。
(時)大内:そう、リゾートしらかみといえば、逆にリゾートしらかみに地元の人が乗ってきたりするんですよ!
(乗)霜崎:リゾートしらかみを取り除くと列車本数が非常に少なくなるので、それしか使えないのかもしれません。
(時)大内:たしかに五能線はギャップがある路線ですよね。…地元の方以外はみなさんあまり知らないかもしれませんが…(笑)。
次回最終予告
次回はついに、鼎談コラム最終回になります。
「上野駅と東京駅」、「深夜バス、夜行列車の誘惑」、「鉄道も“クールジャパン”に!?」といったボリュームたっぷり3本立です!
キャンペーンのお話はどこへやら、やはり鉄道ファンが集うとアツくて濃ゆい話が止まりません。
次回:【JTB時刻表 VS 駅すぱあとコラム】Vol.4:世界に誇るべき正確な運行があってこそのサービス
参加者
乗りつぶしオンライン:霜崎祐介
JTBパブリッシング(JTB時刻表):大内学、石川敏晴
ヴァル研究所(駅すぱあと):鈴木省吾、福井澪菜(司会)