鉄道珍百景 #1「北陸鉄道」編
こんにちは。幻の駅とともに「なんだこれは!?」と言いたくなる珍しい光景も追いかけている乗換BIG4・三上です。
これから時折、「なんだこれは!?」な珍百景もご紹介していくことにいたしましょう。
さて、記念すべき第1回。今回取り上げるのは、2015年3月14日に北陸新幹線・金沢延伸と同時に開業した、北陸鉄道石川線の陽羽里(ひばり)駅。次の写真は、その駅の入口にある踏切です。
なんということでしょう。踏切を渡った先の道路がありません!
こちらは、道路の延伸を待たずして、先に踏切を造ってしまったがために生み出された珍百景です。
渡れない踏切を正面から見る
「開かずの踏切」ならぬ「渡れぬ踏切」。道路の完成とともにごく普通の踏切になってしまうでしょうから、ご覧になりたい方はお早めにどうぞ。
……と、言いたいところでしたが、読者の方からの情報によりますと、道路はすでに開通しているとのことです!
この光景はもうご覧になれませんので、ご注意ください(※2016年6月20日追記)。
陽羽里駅は石川県中部にあります
おまけ
余談ですが、この陽羽里駅の踏切をGoogleマップのストリートビューで見てみてください。踏切方向へ1コマ進むと、タイムスリップできます(2016年6月17日現在)。
このように、ストリートビュー上で「渡れぬ踏切」を渡ろうと思って進むと、2012年10月の写真に切り替わり、急にレトロな踏切が現れます。そして振り返って戻ると、現代(2015年5月)の風景に連れ戻されます。
約2年半でここまで変わるものなんですね。
記事を書いた人
三上(みかみ):乗換BIG4
ヴァル研究所コンテンツ開発部所属。1つのジャンルにとどまらないがあえて言うなら「乗り鉄」。鉄道を含めた公共交通の知識の幅広さは、社内随一である。